将来何をしたらよいのか分からない人にお勧めの洋書:Designing your life

大学卒業後、何の仕事をしたら良いのか分からない。将来の夢がない。自分が何をしたら良いのか分からない。そういった悩みを持つ人は多いでしょう。実際、アメリカでは、大学を卒業した生徒の27%しか、専攻に関連する仕事に就いていないといいます。

Designing your lifeの著者、Billはデザイナーであることから、商品のデザインを考えるように、人生も設計したら良いのではないかと考えました。


良い人生設計のために

問題を見つけて、それを解決すること

どの問題に取り組むかが重要になってきます。gravity problemは、自分が行動に移すことができないもので、問題というよりは状況です。そのため、それを問題と捉えてしまうと、解決できなくてもやもやしてしまうことになります。解決する問題と考える代わりに、その状況を受け入れるようにしましょう。

anchor problemは、いかりのように1つの場所に留まり続けて、動きが阻止されるものです。この問題は、行動に移して、解決することができるものです。ただ、1つの解決策にこだわりすぎてしまうことを避ける必要があります。


自分のコンパスを見つける

誰かの生き方や考え方をそのまま真似することは他人のコンパスを使っているのと同じことです。それはあなたの人生ではなく、誰か他の人の人生を生きているということです。

自分のコンパスを見つけるためには

  • who you are 今いる場所
  • what you believe 何を信じるか
  • what you are doing  何をしているか

この3つについて考えることで自分のコンパスが見えてきます。


求人を見るより大切なこと

アメリカのデータで、インターネットに掲載されている求人情報は、募集中の仕事の20%だけだというものがあります。

つまり、求人情報として出ていないところに、多くの仕事が転がっているということ。どこに転がっているのか、どうやって見つけるのか?

興味がある業界や仕事を実している人に、直接話を聞くことです。


選び方を学ぶ

The secret to happiness in life design isn’t making the right choice;
it’s learning to choose well.

人生設計で幸せの秘訣は、正しい選択をすることではなく、
選び方を学ぶことだ。

「選ぶ」ということについて面白かったのは本書でも紹介されていたこの洋書。

The Art of Choosing by Sheena Iyengar

有名なジャム実験

店頭に6種類のジャムが並んでいる場合と
24種類のジャムが並んでいる場合
どちらのほうがよく売れるか?

結果は、6種類のジャムのほうがよく売れました。

理由は、人間は選択肢がありすぎると選べなるからです。
選択肢がありすぎると、何も選ばないという選択をしてしまう傾向にあります。

今の世の中は、選択肢も可能性もたくさん溢れています。
もっと良い商品があるかも、もっと良い人がいるかも、
もっと良い仕事があるかも、と考え出したらキリがありません。

Happiness is letting go of what you don’t need.
幸せとは、必要でないものを手放すこと。


失敗から学ぶために

「失敗から学ぶ」とはよく言われるますが、
どうすれば本当に失敗から学んで成長につなげることができるのか。

本書では、失敗した実例を書き出して、分類するのが良いと言っています。ウェブサイトにはワークシートが用意されています。私も実際にやってみました。ダウンロードして印刷したものを一部カットして、バレットジャーナルに貼って使いました。

著者のウェブサイト Designing your life でワークシートがダウンロードできます。ご興味のある方はぜひやってみてください。

この失敗の実例で私が書いたのは「クライアントから翻訳の依頼メールがあったのに、数時間メールの確認をしていなくて仕事が他の人にまわってしまったこと」です。

この失敗例は、今回に限らず自分の弱みであると判断しました。そして解決策として、メールチェックを何度もする代わりに、仕事のメッセージや通知が来たらすぐに分かるように通知設定を変更することにしました。

結果として数日後に同じようなケースがあったとき、仕事の依頼に迅速に返信し、仕事を獲得することができました。


まとめ

本書の中で印象に残った言葉はたくさんありましたが、最後にこの言葉をご紹介します。

In life design, there are no wrong choices; there are no regrets.
There are just prototypes, some that succeed and some that fail.

人生設計では、間違った選択肢はなく、後悔もない。
試作品があるだけで、成功するものもあれば、失敗するものもある。

たくさんの案を考えて、試作品を作る。上手くいかなかったから次の試作品に生かす。そうやってデザイナーが1つの作品を仕上げるように、人生設計をしていきましょう。前向きな言葉で人生設計のやり方を手取り足取り教えてくれる本書、ぜひ読んでみてください。


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