人間関係に疲れたとき心がふっと軽くなる本「ほっといて欲しいけど、ひとりはいや」

日韓で多くの共感を呼んだ著者が語る、
人間関係に疲労してしまった人のための「関係デトックス」

著者、「ダンシングスネイル」さんは大学で美術心理カウンセラー過程を修了後、美術療法士として働いていたそうです。そのような職業をはじめて知りましたが、今ではフリーランスで絵を描いたり、文章を書いたりしているそうです。

なんとなく本のタイトルに魅かれて読んでみたこの本。共感する部分がものすごくたくさんありました。友人に悩み事を相談して、理解してもらえた!と感じたときような嬉しさがこみあげてくる本でした。本のレビューと私の感想を合わせてご紹介します。


友達100人?

全員と仲良くする以前に、
自分自身とうまくつきあうことが
なによりも重要であることを忘れないで。

昔も今も、子供が小学生になると、「友達100人つくろう」という言葉をよく聞きます。私は自分が小学生になって、親やまわりからこの言葉を聞いたとき、とても違和感を感じたことを覚えています。

友達は多いほうがいいの?
嫌いな人とも仲良くしなくちゃいけないの?

大人になり、自分の子供が小学生になった際にも、同じような言葉がまわりから聞こえてきます。大切なのは人数じゃない。一緒に遊んでいて楽しい、そう思える友達が1人でもできたなら素晴らしいことだと思います。

もっと言うなら、もうすでに小学生のときから、人間関係をうまく作ることに重点が置かれすぎて、「自分は誰なのか」「どんなことが好きなのか」といった自分への視点が置いてけぼりにされています。

みんながいいというものが
必ずしも自分にもいいわけじゃないんだ。

人間関係も大切。でも、自分のことはもっと大事。それが全ての基本だと思うから。小さい頃からもっと、「自分を大切に」って言われることが増えるといいなの思います。


人を非難することが多いとき

なるべく人の非難はしないでおこう。普段からそう意識しているつもりでも、気づくと家族だったり、他人だったりの非難をしている自分がいます。

非難は自分の欲求を最もみじめに表現する方法

この部分を読んでハッとした。

思い返してみれば、心が疲れているとき、自分が嫌になっているときほど、人の非難をしていることに。夫婦は互いを映す鏡だとも言われます。夫の欠点や嫌な行動が目に付くとき、自分も違う場面で似たようなことをしていることがあります。

「他人の中にいるあなた自身のイヤな姿」と著者は表現していましたが、まさにその通り。自分の嫌な部分が見えるから、もっと非難したくなるんですね。


大人の反抗期

傷ついたプライドをひねくれた方法で
証明することに

ムダなエネルギーを消費し、
本当の内面の声に

耳を傾けることができなかった。

子供の頃に反抗期がなかった人は、大人になってから反抗期が訪れるという。私もそうでした。親から、子供の頃に反抗期らしいものはなかった。とよく言われたものです。

大人になってから自分でも分かるほどに、「反抗期」を迎えました。親が今までしてくれたことを忘れたかのように、してくれなかったことばかり思い付いていました。欲しかったのに、「もらえなかった」と不満ばかり言っていました。

そんな反抗期がいつしか終わったのは、「内面の声」に耳を傾けるようになってから。反抗したり、不満を言ったり、いろいろしていましたが、結局、自分というものが分からず、それを誰かが「はい、これですよ」と与えてくれるのを待っていたんだと気づいたのです。

自分の声を聴く、自分を知る、そのことができるようになったのは、毎日自分と向き合う時間をとるようになったから。毎日その日の振り返りをする。なんだか心がざわついている、モヤモヤすると感じたら、ひたすら紙に書いてみる。その繰り返しで、今では自分が何者なのかある程度は分かった気がします。


自分の感情に素直になっていい

イヤだと思うことに

他人の許可はいらない。

自分がほかの人よりも

ちょっと過敏だとしても、
それは感情を否定される理由にはならない。

親がよく子供に言ってしまう言葉。私もよく子供に言っていた。それは

泣き止みなさい

子供がどうして泣いているのか、忙しさを理由に尋ねることもせず、頭ごなしにこう言っていました。自分が子供のときに、そう言われるともっと泣きたくなったことを覚えているのに。

ポジティブとネガティブで感情がわけられることがよくあります。悲しいとか、イライラするとか、ネガティブだと言われる感情は、感じてはいけない感情ではありません。むしろ、誰もが感じる当たり前の感情。

同じ出来事でも、人によって考え方が異なるから、捉え方も異なる。そして出来事への反応が異なるから感情が違ってくる。大事なのは、その感情を否定するのではなく、ときには「どうしてそう感じたのか」を分析してみるのがいい。理由もなく、そう感じたっていい。


まとめ

人間関係に疲れたとき、ひとりになりたいと思ったとき、読んでほしい本です。私が感じていたのはこのことだ!と共感する部分がたくさんあると思います。少なくとも私はそう感じ、心が軽くなりました。

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