アダム・サンドラー主演!映画「アンカット・ダイヤモンド」

あらすじ

ギャンブル依存症のハワードは、ニューヨークで宝石店を営んでいる。借金だらけで首がまわらなくなるし、口先だけで約束は全然守らない。お金になる話があれば飛びつき、一攫千金を夢見る。そんなある日、ブラックオパールが埋まった珍しい石を手に入れた。嬉しさのあまり、店にいたプロバスケ選手にその石を見せたところから物語は展開していく。


感想

好みがハッキリ分かれる映画だと思う。怒鳴り合いが続くので、すぐに観るのをやめた人も多いみたい。私は観るのをやめたいと思いながら、なぜか物語に惹きつけられて、結局、最後まで観ました。

借金の取り立てがどんどん激しくなっていく。お金が手に入ることは何度もあるのに、ハワードは借金を返済せずに賭けに使ってしまう。妻や愛人、子供たちへの態度が自分の機嫌でコロコロ変わる。賭けで儲かれば優しくなり、取り立て屋に追われれば家族に冷たくなり。

プロのバスケ選手、KGは、エチオピアで見つかった石に(人から見ると、ただの石に見える)すっかり魅了され、大金を出してまで買おうとする。

お金だったり、宝石だったり人によって魅了されるものは違う。何にしても、度が過ぎてしまうと不幸な結果になってしまうというのが、この映画のメッセージなのかな?感じた。間違った判断ばかりして、どん底にまで堕ちていく男。でも、なんだか楽しそうに生きている瞬間もあって、見逃せない映画だった。


登場人物

主人公ハワードを演じたのは、アダム・サンドラー。アダム・サンドラーって平凡な男やダメな男を演じさせたらピカイチだと思う。ハリウッド映画になくてはならない存在。シリアスな展開で暗くなりがちな映画なのに、彼が演じることで、くすっと笑えてしまう。

NBAの元スターのケビン・ガーネットや、ミュージシャンのザ・ウィークエンドが本人役で出演しています。ハワードの愛人役のジュリア・フォックスは、本作が映画デビュー作とは思えないほどの存在感。スタイルが良くて、かなりの美人。


ユダヤ教の宗教的記念日

主人公のハワードはユダヤ人。過越(すぎこし)またはペサハと呼ばれるユダヤ教の宗教的記念日の場面が印象的でした。この場面も含めて、独創的な映画の配給を行うことで知られる「A24」が配給というのが頷ける映画でした。作品の字幕では、「過越」が使われていたけど、冒頭にあったNetflixの予告編では「ペサハ」と訳されていました。字数制限を考えると、3文字より2文字のほうが良かったのかな?私だったら「ペサハ」と訳すかな?って、字幕翻訳者の職業病!?


映画のタイトル

原題は「Uncut gems」というタイトルなのに、日本語版のタイトルは「アンカット・ダイヤモンド」になっています。アンカットはそのままだけど、gems「宝石」が、なぜダイヤモンドになった?むしろ映画の中で、ダイヤモンドなんて出てこなかったと思うので不思議。考えられる理由としては、検索にひっかかりやすい用語だから?ダイヤモンドって響きはいいし、映画のタイトルとして目に留まるかも!?

出版業界では、翻訳本のタイトルは翻訳者ではなかく、出版社が決めることが多いと書いていた本がありました。この映画のタイトルは、どうなんだろう?配給会社が決めたのか、翻訳者が決めたのか。


まとめ

誰にでもお勧めできる映画ではないし、気分が落ち込んでる時に観ないほうがいいかも?でも、意味不明な映画と思って観るんじゃなくて、興味を持って見続けていると、何か得るものがあると思う。観た人は感想教えてください!


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衣装についての考察が面白い

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